わたしの人生ロールケーキ🍓

好きなものを好きなだけ

ガミガミバアサンの家で家政婦してた話。



高校生の頃、
父方のおばあさんの家に
お手伝いに行ってました。


そのおばあさんは
気が強くて、口調も強くて


昔で言うとガミガミバアサン?


そんな感じなもんだから


家族のみんなは
用事ない限り、できれば
近寄りたくはなくて、、、


関わりたくない
存在だったのだけど


わたくし、
高校生になったということで


毎週、にちよう日
家の手伝いにこいっ!と指令発生


行きましたよ、
文句一つ言わず


朝イチででかけ、
お便所掃除からはじまり
お風呂場、脱衣所、台所。


いまのキレイなトイレ
バスルームとかキッチンとか
そういうんじゃないんだよ、


ざっ、昭和のおうちだよ。


山のような
洗濯をまわしてる間に


おじいさんの部屋の窓を開け
ハタキをはたき、掃除機をかける。


シーツ、枕カバー、
布団カバー全部はがしーの
それをまたセットする。

その間に新品を取り付ける


おばあさんの
部屋はもっと念入りに。


洗濯機が鳴ったら

2階の屋根のうえにつくった
ビニールハウスみたいなところに


命がけで干しにいく、、、


↑これほんと怖いのー!
でもよく乾いてたわあ。

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そんなことして
目まぐるしく午前はおわり

お昼ごはんを早急にすませ

午後の部へ、、


言い方も怖くて
いちいち文句を言ってくる。


けれどcakeがんばりましたよっ


なんだろな
負けたくないっ

ぜんぜん勝ち気とか
そんな性格ではなないんだけど


心の奥底にある真みたいなものが


ずっと静かに燃えていた気がする。


半年も経ったころ

帰り際に
おばあさんが500円くれた。


それを握りしめたら
涙が止めどなく溢れ


日が沈んでいく綺麗な
家路を、泣きながら帰ったこと


昨日のように思い出す。


働いてお金をもらう
とは、こういうことかと

身をもって教えてもらった。


それから
頑張ればがんばるほど

お小遣いはあがり


高3の夏には五千円も頂けて。


土日行けば一万円にもなって🍌


用事で行けない週は
妹が呼ばれたけど

妹は逆に勝ち気で反抗心のほう
燃やしちゃうから

あれはダメだと言われ
犬猿の仲のよう、、


そんなんじゃダメだよー
そういう時はこうすればいい

とアドバイスしても
聞く耳もたずをよそに


cakeどんどん成長していく。


認めてもらえた!

あのガミガミバアサンに、、


それがどれ程の
自信に繋がったことかな


働くことの大変さと

世をうまく渡っていく術を
身に付けてもらえたこと。






いまでも
本当に、感謝しています🍌





記念の数字をケーキに。